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JIN道的処置 ~心と心の化学変化を信じて~

自分が感じるありのままに、本当に人に伝えたいことや届けたいこと、新たな表現方法など、特に自分の内面を重視して綴ったブログ。そして、心を豊かにしてくれるような音楽や映画、本などもたくさん紹介します!

「それでも人生は素晴らしい」

薔薇のない花屋


今期のドラマで一番人気があったのは月9『薔薇のない花屋』だったようですね。

出演は香取慎吾、竹内結子、釈由美子、松田翔太、本仮屋ユイカ、八木優希、今井悠貴、寺島進、池内淳子、玉山鉄二、三浦友和などといった面々。

複雑な関係の謎が徐々に解かれていく展開で毎週惹き付けられていた人達も多いかと思います。

脚本が野島伸司ということで、オレも一応チェックしてました。

特に彼の手がけた『人間・失格~たとえばぼくが死んだら』は今まで観てきたドラマの中でもかなり重くてずっと残ってるドラマです。


野島作品の印象としては「暗い」っていうのがあるんですけど、人の心のドロッとした部分を描くことが多いからでしょうね。

弱さや脆さ、憎しみや悲しみ、醜さや汚さ…。

全体的にナイーヴな雰囲気がいっぱい漂ってるように感じます。

心の奥では本当は愛情に飢えてる人達っていうのがたくさん出て来ます。

そしてどこか「純粋であるものを信じたい」っていう部分があって、それが救いになってることが多いですね。

今回の作品にもそういったことはありました。


最終回クライマックスのセリフのやりとりはこんな感じでした。

香取慎吾が竹内結子に「愛してる」と告白して、

「あなたはまるで花が咲くように笑う。その笑顔を俺は片時も忘れずに、ずっと探して、やっと見つけた。世界に一輪しか咲いてない、今日その花を摘みに来ました」

と見つめると、竹内結子が

「私は、体中にトゲがある花なのよ。それにあなたに辛い事たくさん・・・」

と言うやいなや、香取慎吾はぎゅっと抱きしめるんですよね。

「知ってますか?薔薇の花言葉」

「情熱?」

「他にあまり知られていないのがあるんです」


ここで香取信吾はまっすぐに見つめながらと竹内結子に一言。

「忘れてしまおう」

体中にトゲがあるように今までたくさん傷つけてきたと言ってる女性をぎゅっと抱きしめてあげることで、これまでの痛みや苦しみを全て忘れてしまって大丈夫なんだよっていうところに「愛」を感じるわけですね。

この辺りが実にうまいなあって思うんですけど、冷静にこのセリフを聞いてるとかなりクサいとは思います(笑)。

でも野島作品ってこういったクサいセリフでも当たり前だったりする世界観のドラマなんですよね(爆)。


愛を信じられなかった人が愛を信じられるようになっていくことで幸せを見出せるようになれたっていうドラマでした。

香取慎吾の一番最後のセリフ。

「それでも人生は素晴らしい」

どんなに傷つき、裏切られ、心がズタボロになるようなつらいことがあったとしても、人を信じ、人と支え合って生きていくことで、ささやかなことに幸せを感じられるようになる。

そんなことを改めて思わせてくれるドラマでした。

「この人だけは裏切れない」

そんな大切な人を持つ事で、「信じ合う」ということも可能になってくるのかもしれませんね。


こんなことを書いてますけど、ドラマ自体は実は世間の評価ほど面白いとは思ってませんでした(笑)。

個人的にはどうもあのクサさが鼻についてくるんですよねえ(爆)。

どうしてもドラマ全体がカッコつけすぎてるような印象を受けちゃうんですよ。

自分に酔ってるような。

ただ最後のセリフがあまりにもベタにも関わらず、そこに行き着いたっていうところに好感が持てました。

そして「まるで花が咲いてるように笑う」っていう表現がとても共感できて好きだったりしますね。

オレもこんな人にとても魅力を感じてしまいますから(笑)。





ずっと一緒さ


今日は主題歌だった山下達郎『ずっと一緒さ』を貼付けておきましょうか。

実は山下達郎って素晴らしいアーティストの一人だとは思いますが、個人的にはあまり好みじゃなかったりします。

あのクセのある歌い方とか曲調の問題でしょうね。

『PAPER DOLL』『FUNKY FLUSH』なんかのように好きな曲もありますけどね。

この『ずっと一緒さ』も曲としてはあまり好きではないんですが、ドラマの主題歌としてはとてもマッチしてたので、さすがTVやCMの音楽職人ぶりは健在やなあって思いましたね。






     山下達郎『ずっと一緒さ』を聴きながら…。

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  1. 2008/03/31(月) 08:49:30|
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