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JIN道的処置 ~心と心の化学変化を信じて~

自分が感じるありのままに、本当に人に伝えたいことや届けたいこと、新たな表現方法など、特に自分の内面を重視して綴ったブログ。そして、心を豊かにしてくれるような音楽や映画、本などもたくさん紹介します!

他の人にも感想を聞きたくなる映画 Vol.3

早くもシリーズ第3弾。

飽きないうちにどんどんやってしまおうっていうことで(笑)

そのうちパタンとやらなくなるやろうから(笑)

好き嫌いを超越して、これってみんなはどうなん?っていう映画を毎回5本ずつ紹介。


11 『リリイ・シュシュのすべて』
  
 

 今までたくさんの映画を観てきたけれど、その中でも果てしなく救いのない映画として記憶から離れない岩井俊二監督作品。
 重苦しさにただただ絶望。
 それでも音楽と映像は美しい。

 


12 『ヅラ刑事』
  
 

 正直、内容はあまりにもバカバカしすぎて全然覚えていない(笑) 
 ヅラをウルトラセブンのアイスラッガーのように飛ばして犯人と戦うモト冬樹の哀愁が何とも言えない。
 よく企画が通ったよなあ(笑)
 『やっぱりハゲてたらイヤですか?』
 http://jinnn.blog6.fc2.com/blog-entry-594.html

 


13 『フォーリング・ダウン』
  
 

 最初観た時、マイケル・ダグラスの暴走っぷりにあれよあれよと言う間に引き込まれてしまった。
 このオッサンは何でこんなことをしているんだ?!と圧倒された。
 指折りの傑作映画。

 


14 『ダンサー・イン・ザ・ダーク』
  
 

 個人的には大嫌いなラース・フォン・トリアー監督。
 これは大好きなビョーク主演で音楽に救われた感はあったものの、やはり見事にどん底まで突き落とされて放心状態になった…。

 


15 『バトル・ロワイアル』
  
 

 『ダンサー・イン・ザ・ダーク』を観た後に続けて観たからどん底から更なるどん底へ突き落とされたという(笑)
 先ず倫理的にどうなん?っていう作品(笑)
 喉元に刃を突きつけられる感覚。
 この作品の感想を昔まだこのブログをやる以前に書いていたので、その当時の文章を恥ずかしながら貼付けておこうかと思う。

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 危うい映画だと思った。
 
 良くも悪くも。
 
 見終わってDragon Ash『静かな日々の階段を』が胸の中でカンカンと鳴り響く。
 
 私は何とも言いようのないやるせなさでいっぱいの息苦しさに支配されていた。
 
 そんなもやもやの中ををリズムが弾けて次々と隙間を作り、晴れやかにしていくような感じがした。 

 R-15指定ということや、一時は上映中止を求める国会議員まで出るということで、かえってより注目を浴びることになったこの作品だが、私もこの目でそんな規制が必要になる程のものなのか是非観てみたいと思っていた。
 内容はと言うと、BR法という法律によってクラスメイト同士が三日以内に最後の一人になるまで殺し続けるという・・・。
 
 これだけ聞けば私の嫌いなインモラルなバイオレンス映画かもという危惧はあった。
 
 ただクラスメイト同士が殺し合わねばならないシチュエーションをシミュレートしているとしたら、やはり興味がそそられる。
 
 開けてはいけないパンドラの箱を開けるかのようなテーマだ。
 
 不謹慎な言い方かもしれないが、この少年犯罪全盛の御時世にはピッタリのテーマではないか。
 
 一見真面目そうな子が何かの拍子にキレて人を刺したり、イジメを苦に不登校や自殺に走ったり、教師は教師で援助交際や猥褻行為で捕まったりといった問題が、毎日のように報じられる現代において、果たして今の学校って私の学生時代とは随分変わっているのではないか?と思えて仕方がなかったりする。
 
 私の子供時代に比べ、今では離婚家庭は全然珍しくないし、いわゆる「鍵っ子」なんて死語になるほどの少子化も進み、遊びをとりまく環境も含めコミュニケーションの形体も大きく変わってきている。
 
 それ故のひずみを感じることも少なくはない。
 
 補導センターで警察の人達の話をいろいろ聞いていた時にもよく感じたことだった。
 
 どう考えても今の時代にしか出てこない映画なのだ。 
 この映画は、最近ではすっかり希薄に感じられる愛、友情、信頼、社会、命といった問題の脆さを突きつけてみせている。
 
 特にキレる若者の象徴であろう、ただひたすら殺しを楽しんでいるような安藤政信演じる桐山の存在は気になった。
 
 自暴自棄でしか今を生きていけない・・・そうすることでしかアイデンティティを持てないってことなんだろうな。
 不可解ながらも、実際社会において増殖してそうな感じさえした。 
 全体的にコミュニケーションの不和という問題が根差している。
 
 コミュニケーション上生じる感情を「殺す」と「殺される」という行為で究極に掘り下げてみせたということか。

 そうすることによって一瞬にして真の人間関係が暴き出されることになるのだ。
 
 何でこうなっちゃうんだろう?っていうやるせなさ、虚しさに充ち満ちた映画だ。
 
 この映画は観る側がバカだったら、本当にバイオレンス・エンターテインメント映画に成り下がってしまうかもしれない。
 
 でも、私は自分が学生時代に経験した様々な複雑な感情をもう一度呼び起こされた。
 
 そして「おまえはどうだった!?」と喉元に刃を突きつけられたような感じがした。
 
 まあ「そんなアホな」というシーンも少なくはないのだが、なかなか役者の皆さん頑張っていらっしゃる。
 
 主役の藤原竜也とヒロインの前田亜季の演技は言わずもがな素晴らしいし、脇の柴咲コウも強烈な印象を残している。
 
 そしてビートたけしの存在感たるや演技がどうこう言う以前に存在自体すごく説得力がある。
 
 また山本太郎がイイ味を出していて、いい役者に成長したと感心した。
 
 あのダンス甲子園で「メロリンキュ~~~~~!」をやってた男がよくぞここまでと思ったら感慨深いものがある。 
 思うに監督のパワフルさがおもいっきり画面から溢れ出ている映画だった。
 
 賛否両論分かれるだろうけど、私はこの映画を悪い映画だとは思わなかった。
 
 素直に面白かった。
 
 とにかく観ていろいろ感じたり考えてみるべきである。
 
 特に十代の人達が観るべき映画だと思った。
 
 だからR-15なんて言語道断である!
 
 そもそも映画やゲームに影響されてキレるバカを作っているのはこの社会であって、「臭いモノに蓋」なんてのは最悪の回避法だ。
 
 愛とは?教育とは?モラルとは?コミュニケーションとは?命とは?そして自分とは?こういったことを一人一人意識できないようにしてしまっている現実社会にこそ問題があるってことを忘れてはいけない。
 
 だからこういう映画が出てきてしまうのだ。
 
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 最近、『ハンガー・ゲーム』っていう似たような映画が公開になったばかりということで、時期的に見直してみるのもいいかもしれないね。

  


♪モト冬樹/『悲しみはヅラで飛ばせ』(『ヅラ刑事』主題歌)
 
 

 


他の人にも感想を聞きたくなる映画 Vol.1
http://jinnn.blog6.fc2.com/blog-entry-922.html
他の人にも感想を聞きたくなる映画 Vol.2
http://jinnn.blog6.fc2.com/blog-entry-923.html
     

     モト冬樹『悲しみはヅラで飛ばせ』を聴きながら…。


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  1. 2012/09/30(日) 08:27:19|
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