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JIN道的処置 ~心と心の化学変化を信じて~

自分が感じるありのままに、本当に人に伝えたいことや届けたいこと、新たな表現方法など、特に自分の内面を重視して綴ったブログ。そして、心を豊かにしてくれるような音楽や映画、本などもたくさん紹介します!

『東京タワー』を読んで思った親子の距離

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話題のベストセラー、リリー・フランキー・著『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』を読んだ。

本の帯にたいそうなことが書いてあるからそれなりに期待して読んでみたんやけどね。

リリーさんのオカンを思う気持ちがよく出てて、息子としていつまでも心配をかけてしまったことへの後悔なんかは読んでて胃が痛かった。

オレって本を読んで涙を流したことって一度も無いねんなあ。

だからこの本を読んでも胸をうつことはあっても泣くようなことは無かった。

ただこれを読んで思ったことは、そういえば自分の親のことって知らないことがメッチャ多いよなあってこと。

親に根掘り葉掘り過去の話とか聞くのって、なんとなく子供の頃から避けてきた行為だった。

どこか気恥ずかしいと言うか、ぼやかしておきたいっていう気持ちが強かった。

例えば親の恋愛話なんて全く聞きたくもなかった。

うちの両親は見合い結婚やったんやけど、その経緯とか結婚に踏み切った心境だとか一切知らないし知りたくもない。

いや、子供の時になんとなく聞いたことはあったか。

でもそんなにちゃんと教えてもらったっていう記憶は無い。

まあどうでも良かった。

それはとにかくいつもごく普通の夫婦の姿があたりまえのようにあって、離婚なんてものが全く感じられない安心感の下に育ってこれたからかもしれない。

たまに「この人達は何が楽しくて毎日生きてるんやろう?」って疑問に思ったもんやけど、とにかく一日一日を淡々と黙々と、TVを見ながらあーだこーだと笑ったり、アリのように目の前の課題をこなし続けていくようなとことんシンプルな生活を送り続けている。

健康にだけは気をつけて。

だから「体が資本!」っていうのがうちの親からの一番の教えだ。

体さえ動けばお金なんてなんとかなると。

そうゆうささやかな幸せで十分満足なんやろうな。

その反動かもしれないが、オレは平々凡々な道を歩むことを拒んだ。

ただ心の奥では安定を求めてるためか、野心が足りず、中途半端な夢追い人になってしまった。

以前、ある人から「自分のことばっかりで、親のことを考えてあげてない」と辛辣な言葉をもらった。

勿論、考えてないわけじゃないが、まだ二人とも元気に生きてくれてることに気持ちのどこかであまえてしまってることは確かだろう。

でも悪いけどオレは親のために生きてるわけじゃない。

うちの親が明日も生きてるとは限らないように、このオレだって明日も確実に生きてる保証なんてどこにもない。

先ずはたった一人の人間にすぎないってこと。

家族だろうが恋人だろうが他の誰かととってかわることなんてできないんやから。

ただ今までの借りがどこまで返せるかわからないけども、オレはオレなりに肩をつけようと思ってる。

だからちゃんとリミットは心得ている。

正直メチャメチャ焦ってるけどね。

縁起でもないけど、親が安心して他界できるように、先ずはオレ自身の人生をなんとかしなくちゃいけない。

内心心配してることやろう。

でもオレも「大丈夫やから」としか言わないしね。

何を考えてるのかはサッパリわからんと思う。

親は親でオレに心配をかけさせないでおこうとしてるのもわかる。

お互い多くは語らない。

それぐらいの距離感がちょうど良かった。

そのバランスが崩れる時は、親が健康ではなくなった時だろう。

そしてオレ自身の激変期も刻一刻と近づいている…。


オレの中でかきたてられるものが何も無かったなら、今頃うちの親のように堅実な人生を歩んできたことだろう。

何で使命感なんか持っちゃったのかわからないけど、子供の頃から常にあった感覚だった。

自分を信じるしかない。

たぶん信じきれてないからまだこんな宙ぶらりんな状況にいるんやろうけどね。

それでも誰に何と言われようと譲れないものがあるから、それだけは見失わずにいたい。

このまま何もなし得ないまま死ぬわけにはいかない。

今を抜け出さない限り、本当にオレの心が解放されることなんて無いだろう。

いつまでも屈辱に耐えて言葉を飲み込むしかなく、ただただ「今に見てろよ!!」って繰り返すだけのそんな人生に早くケリをつけたい。

ほんまに往生際が悪い奴やねん(笑)。





明日は母の日やね。。。




          globe『Tokyoという理由』を聴きながら…。

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  1. 2006/05/13(土) 19:31:36|
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