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JIN道的処置 ~心と心の化学変化を信じて~

自分が感じるありのままに、本当に人に伝えたいことや届けたいこと、新たな表現方法など、特に自分の内面を重視して綴ったブログ。そして、心を豊かにしてくれるような音楽や映画、本などもたくさん紹介します!

ヴォーカル・スタイル

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歌のうまい人はたくさんいるけども、「うまいけどカッコ良くない」歌い方の人は多い。
仕事柄、何千人っていう素人さんの歌を聴いてきたけども、よく感じることだったりする。

以前『夜もヒッパレ』っていう番組があった。
往年のヒット曲歌手が最近のヒット曲を歌うカラオケ番組。
これを見ていてもよく思ったことだった。

「うまいけど・・・ダサい」

要するにスタイルが古いねんなあ。
昔の曲のグルーヴ感で歌うから新しく出てきたグルーヴについていけてないっていう。
ちゃんとした発声で朗々と歌えばそれでイイってもんじゃない。
歌手ってのはたいていその人のクセってのがあってそれが個性として受け入れられて世間に認知されてたりもするから、他のジャンルのグルーヴで歌うとどうしても自分のスタイルを崩して歌わない限りは無理も出てくる。 

オレもバンドを始めた頃、無理矢理BOB MARLEY(ボブ・マーリー)のコピーをやることになって、全然馴染の無かったレゲエを歌うハメになったことがある。
これがまあなんともヘビーなノリになってしまって「レゲエはもっと揺れないと!」って批評されてしまった。(笑) 
オレはその時そういう重いレゲエがあってもええんちゃうん?なんて思ったもんやけど(笑)、聴いてる側が気持ち良く感じてないなら結局はあかんってことやしね。 

後は声質の問題も大きい。
そのジャンルのサウンドに合う合わないってあるからね。
オレの場合、打ち込み系が好きにも関わらず、合うのはロックのような若干シャウト系の方が合うみたい。
R&Bみたいなフェイク系はもうグルーヴからしてからっきしダメ。
まあ一応オールラウンドにこなすから歌えと言われれば歌えんことはないけど、あんまりサマにはならんわね(苦笑)。

そしてその人のキャラと歌の内容の世界観が合っているかどうかっていう問題もある。
例えばオレみたいに真面目で健全に育った奴が(笑)、矢沢の永ちゃんのようなイカつい歌を歌ったところでミスマッチも甚だしい。
演じるっていうのもアリかもしれないけど、いかんせん本当の自分の姿とギャップがありすぎると不自然だったりするもんだ。 

だから自分の持ち味を発揮できる曲でないとカッコ良くはならない。
オレ自身このヴォーカル・スタイルに関してずっとアレやコレやと試行錯誤してきた。
なんぼうまいって言われてもカッコ悪かったら意味がない。
それ以前に「うまい」って褒められたくて歌ってるわけでもないし、何か伝わるものが無かったらお話にもならない
うまくないけど感動したって言われる方がよっぽどマシだ。
そしていかに自分のクセを武器にできるか?ってところがポイント。
良くも悪くもそのクセが「自分らしさ」ってことになってくるし印象にも残るってもんだ。 

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やっぱり究極は自分で自分に合った曲を作って歌うってところに行き着いてしまう。
それが一番伝えたいことをダイレクトに表現できると思うしね。
それでもってこれが一番難しかったりするわけで・・・(笑)。 
自由度が高くなる分自分がしっかりとした方向性を持ってないとスタイルも根づいてこない。
あるいは逆にマンネリズムに陥る可能性もある。
曲作りにもクセが出ちゃうから・・・。
自分が歌いやすいようにしか曲が作れないなんてことになると、その人の音楽性のスケールも小さくなっちゃうしね。
課題は山積みだったりする。
求めれば求めるほど奥が深いもんですな。 

     
     Enya『How Can I Keep From Singing?』を聴きながら・・・。

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  1. 2005/04/07(木) 21:20:57|
  2. 歌・ヴォーカル|
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