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JIN道的処置 ~心と心の化学変化を信じて~

自分が感じるありのままに、本当に人に伝えたいことや届けたいこと、新たな表現方法など、特に自分の内面を重視して綴ったブログ。そして、心を豊かにしてくれるような音楽や映画、本などもたくさん紹介します!

我が青春のバイブル『めぞん一刻』

めぞん一刻

先週やってたドラマ『めぞん一刻』を録画しておいてチェックしました。

去年の続編という形で、キャストも七尾こずえ役以外は同じ。

『めぞん一刻』がドラマ化されると聞いて、果たして昔『Wの悲劇』澤井信一郎が監督した実写映画版の大失敗の二の舞にならないか、すごく不安がよぎったもんです。

ちなみにその時は響子さん役が石原真理子で、五代君役がデビューほやほやの石黒賢やったんですけどね。

ドラマ版のキャストは以下の通り。

音無響子・・・伊東美咲(映画版は石原真理子)
五代裕作・・・中林大樹(映画版は石黒賢)
一の瀬花枝・・・岸本加世子(映画版は藤田弓子)
四谷さん・・・岸辺一徳(映画版は伊武雅刀)
六本木朱美・・・高橋由美子(映画版は宮崎美子)
三鷹瞬・・・沢村一樹
七尾こずえ・・・南明奈(前作は榮倉奈々・映画版は河合美智子)
茶々丸のマスター・・・柳沢慎吾(映画版は深見亮介)
音無老人・・・細川俊之
黒木小夜子・・・前田愛
坂本・・・橋爪遼
五代ゆかり・・・菅井きん
裕作の父・・・宇崎竜童
裕作の母・・・浅野温子
裕作の姉・・・石橋奈美
裕作の義兄・・・山本浩二
一の瀬さんの夫・・・志賀廣太郎
一の瀬賢太郎(小学生)・・・新堀蓮
一の瀬賢太郎(中学生)・・・松川真之介
五代春香・・・森迫永依



感想としては個人的にはなんとか許せる範囲内のキャスティングではありました。

ただ、全体として地味なキャスティングな感じがして、原作キャラクターの持つパワーに遠く及んでないというのが率直な印象。

脚本は原作の大ファンでもある岡田惠和が担当ということもあって、大きく原作ファンを裏切るような展開にしなかったところに好感が持てたっていうのはありました。

一刻館のセットもほんまにうまく原作を再現してましたしね。

それでも、わずか2時間ちょいのスペシャルをたかだか2回やっただけで全15巻の魅力を出す事は到底不可能なわけで、どうしてもエピソードがダイジェスト的になってしまってたのが残念でした。

本当はもっと見たいエピソードがたくさんあるのにっていうジレンマは作り手も同じだったかもしれません。

キャラクターの心情変化にしても十分余裕を持って納得できる展開にはなってなかったですからね。

響子さんの両親、音無郁子、八神いぶき、九条明日菜、二階堂望などのキャラも登場しなかったですし。

それでも、思春期に熱読していた『めぞん一刻』っていう作品をまた思い出させてくれたことはとても嬉しかったです。


高橋留美子原作『めぞん一刻』という作品は『うる星やつら』と同様にオレの人生を語る上でもハズすことのできないマンガなんですよね。

高校の研修旅行の時に単行本を何冊か持って行ったんですけど、そしたらみんな次から次へとまわし読みするぐらいハマってました(笑)。

『めぞん一刻』の魅力っていうのは登場人物がみんな欠点があるんですけど、それでも憎めないような人間臭さを持ってるところです。

ヒロインの音無響子さんにしても、優しくて家庭的であれだけの美貌とプロポーションを持ちながらもどこか抜けてて、異常にヤキモチやきだったりして、そんなところがまたかわいかったりするんですけどね。

当時、響子さんみたいな女性に憧れる男ってけっこういたと思うんですよ(笑)。

でも女性の意見を聞くと、響子さんはズルい女やっていう意見も多くて(爆)。

そのまともに見えてそうでいて実はしっちゃかめっちゃかなこともやっちゃってるから面白いんですけどね。

初めてめぞんを読んだのはまだ小学生の時やったんで響子さんが未亡人っていう設定がとても大人な話に思えたもんでした。

そして五代君が妄想して

「管理人さんは処女じゃないんだ」

とか言ったり、四谷さんが

「五代君は管理人さんをおなぺっとにしている」

って叫んだり、なんだか意味がよくわからないんやけど、たぶんこんなことなんやろうなあ?っていうようなアダルトなセリフも出てきたり(笑)。

極めつけはドラマでもアニメでも削られてた五代君と響子さんが結ばれる時のシーンですけどね。

原作読んでてもまさかそこまで描いちゃうの?!って驚いた事件でもありました。

でもとても大切なシーンなんで、やっぱりカットはしてほしくなかったですけどね。


オレが今でも一番心に響いてるのは、五代君が墓前で響子さんの前の旦那さんである惣一郎さんにプロポーズの報告をするシーンです。

そのシーンは今回のドラマでもありました。

「音無さん。音無惣一郎さん。五代裕作と言います。今日は報告に来ました。正直言うと、僕はあなたが羨ましいです。きっといつになっても、響子さんがあなたを忘れる時はないんだと思います。忘れるとか忘れないとか、そうゆう問題じゃないな。あなたは響子さんの心の中にいる。あなたは響子さんの心の一部なんだ。そうでしょ? だけど、それでもいいんです。なんとかやっていきます。初めて会った時からあなたは響子さんの心の中にいて、そんな響子さんを僕は好きになって、愛した。だから、あなたをひっくるめて響子さんをもらいます!」

桜の花びらが舞い散って、とても心に残るシーンでした。

オレはこの五代君の

「あなたをひっくるめて響子さんをもらいます」

って言うセリフを読んで、オレもそんな器の大きな男でありたいっていう気持ちが芽生えたことを今でも覚えています。

その人の過去に何があろうと、今のその人を愛してしまったなら、その気持ちを信じて、覚悟を決めて受け止めてみたい・・・。

『めぞん一刻』はそんな風に思えるきっかけを与えてくれたマンガなんですよね。

まあ実際には人との付き合いによっては、わかってはいてもなかなか割り切れない感情なんてものがあったりもするわけですが、それでも前向きに納得させていく術を教えてもらったと今でも思ってます。

その人の今までのあらゆる出会いや経験が、今のステキなあなたを作ってくれてるんやと思ったら、それらのことにも自然と感謝の気持ちが生まれます。

正直、あまり自分の過去のことを根掘り葉掘り聞かれるのは嫌いですし、またこっちがいろいろほじくり返すのも好きではないんですけどね。

そこはオレの中に嫉妬や屈辱や不安を感じてしまうような自分の中の弱さを危惧してるっていうのがあるのかもしれませんが。

そんな葛藤と戦いながらも人を愛していこうとすることの先に、また成長が待ってるような気がします。

「死んだ人は無敵だ」

いつまで経っても惣一郎さんのことを忘れられないでいる響子さんを見て、五代君も幾度となく落ち込んだものでした。

響子さんは響子さんで、自分が愛した人を忘れていくことにどこかで罪悪感を感じて、そんな自分が許せなかったりするような葛藤に苦しんでもいました。

それでも人は生きてる以上、前を向いて進んでいかなくてはいけません。

どんなに無器用でも。

痛みを知り、自分が情けなく感じることがあったとしても、誰かの優しさに触れることで救われたり、誰かに認めてもらえることで前を向いて行けたりと、人は支え合って生きてるんやなあっていうことを実感します。


一刻館の人達もそうでした。

いい加減そうに見えても、みんな人との繋がりの中で生きています。

毎日、笑ったり、怒ったり、泣いたり、楽しみながら。

オレはいまだかつて『めぞん一刻』ほど最終話を読んで、優しく温かくほんわかとした幸せな気持ちでいっぱいに包まれたマンガっていうのはありません。





めぞん一刻BEST

今日はアニメの『めぞん一刻』のエンディングテーマに使われていたピカソ『シ・ネ・マ』『サヨナラの素描』を貼っておきましょう♪

ちょっと哀愁が漂いすぎてる感がありますが(笑)。







     ピカソ『シ・ネ・マ』を聴きながら…。
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  1. 2008/07/28(月) 20:51:08|
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