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JIN道的処置 ~心と心の化学変化を信じて~

自分が感じるありのままに、本当に人に伝えたいことや届けたいこと、新たな表現方法など、特に自分の内面を重視して綴ったブログ。そして、心を豊かにしてくれるような音楽や映画、本などもたくさん紹介します!

京都の展覧会二つをハシゴ!!<後編>

昨日はネッ友さんと京都文化博物館で行われてる『藤城清治 光と影の世界展』に行った話を書きました。

http://jinnn.blog6.fc2.com/blog-entry-794.html

その後は京都木屋町にあるフルーツタルトが美味しい店キル フェ ボンで至福のひとときを過ごしたところまで書きました。

そこから再び三条通をずっと東山方面へ歩き続けて、岡崎公園内にある京都国立近代美術館に向かいました。

その目的は『ウィリアム・ケントリッジー歩きながら歴史を考える そしてドローイングは動き始めた…』という展覧会。

ウィリアム・ケントリッジが誰なのかは全然知りませんでしたが、ネッ友さんから時間があったら行ってみませんか?とのお誘いに乗っかった形になります。

京都国立近代美術館の正面には、先日行った京都市美術館があって、まだ『ルーヴル美術館展 17世紀ヨーロッパ絵画』をやってましたが、この前以上におそろしいほどの長蛇の列でした!!

http://jinnn.blog6.fc2.com/blog-entry-787.html

それに比べて、京都国立近代美術館の方はと言うと、「え?ほんまにやってんのか?」って言うぐらいスカスカ…(笑)。

みんな「ウィリアム・ケントリッジって誰やねん?」って言う感じなんでしょうかねえ?

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ここで、この展覧会のチラシから彼の紹介をそのまま抜粋しておきたいと思います。


「ウィリアム・ケントリッジ(1955 南アフリカ共和国生、ヨハネスブルグ在住)は、1980年代末から、「動くドローイング」とも呼べるアニメーション・フィルムを制作しています。木炭とパステルで描いたドローイングを部分的に描き直しながら、その変化を1コマ毎に撮影する気の遠くなる作業により、絶えず流動し変化するドローイングを記録することで生まれる彼の作品は、独特の物語性と共に集積された行為と時間を感じさせる重厚な表現となっています。ケントリッジの作品は南アフリカの歴史と社会状況を色濃く反映しており、自国のアパルトヘイトの歴史を痛みと共に語る初期作品は、脱西欧中心主義を訴えるポストコロニアル批評と共鳴する美術的実践として、1995年のヨハネスブルグ・ビエンナーレや1997年のドクメンタ10などを契機に世界中から大きな注目を集めるようになりました。しかし私たちは、その政治的外見の奥で、状況に抗する個人の善意と挫折、庇護と抑圧のの両義性、分断された自我とその再統合の不可能性などの近代の人間が直面してきた普遍的な問題を、彼の作品が執拗に検証し語り続けていることに注目すべきでしょう。「石器時代の映画制作」と自称する素朴な制作技法に固執しながら、ケントリッジは近代の物語生成の原点を、そしてヨーロッパ植民地主義の病理の原点を作品を通じて探求しているのです。精緻なセル画やアニメやCGが主流である現代のアニメーションが未だに有力な表現手法となり得ることを証明しており、1990年代中頃からその作品は、世界中の若い世代の美術家たちに大きな影響を与え続けています。今回の展覧会は、京都国立近代美術館とウィリアム・ケントリッジとの3年間にわたる緊密な協同作業を経て実現されるもので、日本では初の大規模な個展となります。南アフリカの歴史を扱った初期の代表作<<ソーホー・エクスタインの連作>>(1989-2003)から、ショスタコーヴィチのオペラ『鼻』を題材にした最新作の<<俺は俺ではない、あの馬も俺のではない>>(2008)まで、フィルム・インスタレーション3点を含む19点の映像作品と、36点の素描、64点の版画により、ウィリアム・ケントリッジという私たちの同時代の美術家の作品とその知的挑戦の全体像を紹介します。」


なんのこっちゃ?って思われるかもしれませんが、実際に作品を見たらもっとなんのこっちゃ?かもしれません(笑)。

最初はパステルや木炭で描かれた様々な絵が展示してあったんですが、それらがその先のフィルム上映で使われてるっていうことに気付きます。

いやはや、そう思ったらかなりアナログで独特のアニメーション映画なんですが、その不思議な世界にすっかり引き込まれてしまいましたね!

それはもう凄く手間がかかってて面白い表現方法やなあって感心してしまいました。

ドローイングのテクニックだったり、絵のタッチだったりっていうことにも当然感心するんですが、その表現されてることが

「この人の頭の中はどうなってるんやろう?」

って思わせてくれる独創性の面白さにより感心しちゃうんですよね。

それはもうオレが大好きなシュールレアリズムの世界にも通じる衝撃でした。

YouTubeに動画がいくつかアップされてるので、気になった人は是非とも見てほしいと思います。

彼のドローイングの不思議なアニメーションの世界を観ることができます。






なんせフィルム作品がかなり公開されてたんで、その作品を一つ一つ観るのにだいぶ時間がかかったもんですから、余裕を持っていったはずが結果的に閉館いっぱいいっぱいまで観て回ってました。

後半に展示されてた立体視の作品や、円筒に映されるアニメーション作品は特に印象に残りました。

とりあえずわけもわからないまま観てみたウィリアム・ケントリッジですが、思ってたよりもインパクトがあって面白かったですね。

少なくともオレにとってはルーヴル展よりはるかに刺激的でした。

…ってオレの中でルーヴル展ってどれだけ興味が低いねんっていう話ですけどね(笑)。

そのルーヴル展ですが、なんと帰りもまだ長蛇の列が続いていました!!

閉館時間になってもなお入場してる人がいるってことは、おそらく早い時間に来ていて待たされてた人がまだまだたくさんいたってことなんでしょうねえ…。

いやはやルーヴル人気おそろしや…。

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帰りは阪急河原町駅まで歩いて電車に乗り、梅田駅まで行ってから、東通りの某居酒屋で飲みました。

梅酒巡りをしちゃいましたね(笑)。

やっぱりこうやってその日観たものをあれやこれやと一緒に語れる人がいるっていうのは嬉しいですし、楽しいなあと思います。

で、今度は次の日曜日に『コルテオ』に行くことになっております。

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Power To Believe

今日はなんだかウィリアム・ケントリッジの作品を見てる時にちょっとKing Crimson(キング・クリムゾン)の音楽の世界がかぶったんで、『Power To Believe I (A Cappella)』~『Level Five』っていう曲をLIVEで聴いてもらおうと思います♪

こうゆうインテリジェンスを感じさせるプログレッシヴ・ロックも大好きなんですよ☆





     King Crimson『Level Five』を聴きながら…。
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  1. 2009/09/24(木) 13:52:49|
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