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JIN道的処置 ~心と心の化学変化を信じて~

自分が感じるありのままに、本当に人に伝えたいことや届けたいこと、新たな表現方法など、特に自分の内面を重視して綴ったブログ。そして、心を豊かにしてくれるような音楽や映画、本などもたくさん紹介します!

三沢追悼興行で感傷に浸ったプロレス生観戦☆

一昨日の10/3(土)大阪府立体育会館までプロレスリング・ノア『GREAT VOYAGE '09 in OSAKA ~Mitsuharu Misawa, always in our hearts~』というタイトルの興行を観に行ったきました。

これは6月にリング上でバックドロップの受け身に失敗し頸椎離断によって亡くなった三沢光晴の追悼興行ということで、普段よりも特別な意味のある興行です。

http://jinnn.blog6.fc2.com/blog-entry-770.html

プロレス会場に実際に足を運ぶのは何年ぶりになるでしょうかねえ?

確か数年前にノアを観に行って以来のことやとは思うんですが。

かつては毎日ネットで格闘技関係のニュースをチェックしたり、地上波でのプロレス放送も欠かさず録画してチェックしたり、『週刊ゴング』を毎週欠かさず立ち読みしていたオレですが(笑)、ここ数年ですっかりオレのプロレス熱も下がりきってしまっていました。

それにはいろいろ理由があるんですが、簡単に言うと

「プロレスに夢を感じられなくなってきてしまった」

っていうのが大きいです。

それでも今でも好きなことには違いはないんで、常に気にはなってますけどね。

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今回はプロレス界に大きな貢献をしてこの世を去った三沢光晴の追悼興行ということで、「これは行かないとなあ!」ってことで、久々の生観戦となりました。

ブッちゃけ、プロレスファンっていうのはファッションセンスがダサくてオタク寄りな人達が多いように思うんですが(笑)、それでも昔に比べれば女性ファンも随分増えたようには思います。

会場のグッズ売り場にはものすごい人だかりができていましたが、オレは基本的にLIVEだろうと格闘技だろうと映画だろうとグッズには全く興味なし。

かつては記念にと思っていたパンフなんかも今では買う事もすっかりなくなりました。

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会場の一角には「三沢光晴 栄光の軌跡」と題して写真パネルが展示されていて、そこをTVカメラもちょうど撮影していました。

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オレの席は一番安い4000円のスタンドA席で北側の2階席の上の方でした。

この日の入りは6400人(超満員)ということで上の方まで本当にいっぱい入ってましたねえ。

正面に選手の入場口と、大きなビジョンがあったんで遠目ではありますが見やすかったです。

そして天井付近には三沢光晴の大きな写真パネルが飾られていて、リングの上から常に見守ってくれてるような、そんな空間演出がなされていました。

ただ、隣に座ってたのがかなりブーヤンの男性やったんで、ものすごく圧迫感を感じてしんどかったです…(苦笑)。


さて、ここからはかなりマニアックな話に突入するので、わからない人は何やら熱く語ってはるわってぐらいに適当に流し読みしてもらってけっこうです(笑)。

開演は17時。

第1試合 15分1本勝負
 ○石森太二 vs 伊藤旭彦×
 (3分30秒 メキシカンロール)

第2試合 タッグマッチ30分1本勝負
 小川良成、○リッキー・マルビン vs 青柳政司×、平柳玄藩
 (10分43秒 トルニージョ→片エビ固め)

第3試合 タッグマッチ30分1本勝負
 森嶋猛、○谷口周平 vs 橋誠、菊池毅×
 (9分52秒 原爆固め)



プロレスの試合っていうのは、その日の大会全体を盛り上げる上でも前座からどうやって会場の空気を温めていくのか?っていう流れを作る意味でも、試合順っていうのも非常に重要だったりします。

前半3試合は若手はスピーディーにフレッシュさをアピールしたり、ベテランは独特の間をとりながら熟練した惹き付け方を見せてくれます。

この3試合が終わると、プロレスリング・ノアと協力関係にあるらしい「国際空手道 拳聖塾」の生徒達がリング上に上がって挨拶。

小学校低学年から中学生ぐらいまでかな。

男の子も女の子も元気に挨拶して、東淀川での自分たちが出場するノアカップの応援に来てくださいと宣伝していました。

さすが大阪、客席からもいちいちリアクションがあって(笑)、子供達も思わず笑ってしまってました。

この子達も会場で選手達をずっと応援してたようで、この日やたらと子供達の声援がとんでたことも微笑ましい空間でしたね。

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この後はなぜか「仮面ライダーWショー」が(笑)。

生前三沢選手が大好きだった仮面ライダーの…なんていうアナウンスがありましたが、いやあ~完全に浮いちゃってましたね(爆)。

いつもは子供相手にやってる彼らでしたが、この日はおっさん相手に大苦戦。

何をやってもすべりまくっててほんまに気の毒でした(笑)。

仮面ライダーWはこの日特別に三沢光晴の得意技のエルボー連発で怪人をやっつけてましたが、会場のお客さんには完敗(爆)。

すっかりしらけムードの中、10分間の休憩へ。

その時、仮面ライダーWが会場で三沢光晴に献花をして、それをみんなパシャパシャ写メを撮ってましたが(笑)、そのシーンはオレの真下で行われてたんで見えませんでした。


第4試合 6人タッグマッチ30分1本勝負
 ○潮崎豪、小橋建太、蝶野正洋 vs 力皇猛、モハメド ヨネ×、斎藤彰俊
 (22分50秒 ゴーフラッシャー→エビ固め)


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この日の目玉カードの一つ。

現在のGHCヘビー級チャンピオン潮崎豪と、かつて全日本プロレス四天王の一人として活躍した小橋建太と、ライバル団体新日本プロレス闘魂三銃士の一人として活躍した蝶野正洋が手を組んでどんな闘いをするのかっていうのが最大の見所。

こういったことは一昔前なら有り得ないことだったので、ものすごい夢のカードではあったわけです。

ところが現在のプロレス界はすっかり人気が下火になってしまったため、他団体との対抗戦や交流戦をしながら共存していかないことにはやっていけなくなってしまってるので、今では別に不思議なことでも無くなってしまいました。

こういったことも「夢がなくなった」っていうことの一つでもあります。

この試合でのもう一つの見所は斎藤彰俊の闘いっぷりでしょうね。

彼が三沢にバックドロップをかけた張本人。

事故とはいえ、彼なりにものすごく苦しんだことと思います。

それでも、この日も鋭い角度のバックドロップをためらうことなくかけていました。

そして三沢光晴の写真をしっかり見据えていたように思います。

技の一つ一つにいろんな思いがのっかってるような気がして妙に感動してしまいました。

それと、生前最後に三沢とタッグを組んでいた潮崎が今はチャンピオンとなってノアを引っ張って行こうとしてるわけですが、それにはちょっとまだ無理があるように感じられました。

なんだかみんなで彼を引っ張り上げようとしてノアを守ろうとしちゃってるのが見えるんですよね。

若くてイケメンで動きもいいし、将来性もバツグンだとは思いますが、いかんせん彼をチャンピオンとして持ち上げるのには正直まだ説得力が無いです。

小橋や蝶野の存在感には遠く及んでませんでした。

これから一皮も二皮も剥けてくれることに期待したいですね。

小橋や蝶野の動きを観てると、さすがにもうピークを越えてしまったなあっていう感じが否めませんが、それでもキャリアを積んだ分、インサイドワークってやつでプロレスの奥深さを見せてくれてるような気はします。


第5試合 GHCジュニア・ヘビー級タッグ選手権試合60分1本勝負
 ○金丸義信、鈴木鼓太郎 vs 外道、邪道×
 (タッチアウト→片エビ固め ※金丸&鼓太郎組が5度目の防衛に成功)


この試合は選手権試合でもあり、ノアvs新日本っていう団体対抗戦でもあったわけですが、外道、邪道はほんまにヒールとしてイイ仕事をしてました(笑)。

会長のジョー樋口から見せられた認定証をいきなり破り捨てると、会場は一気にヒートアップ。

さらに試合では相手を焦らし作戦で挑発しまくり、いざとなったら二人掛かりで反則を交えて徹底的に痛めつけるという汚さ。

アッと言う間に金丸を大流血させてしまったことで、さらに会場を敵に回してしまいましたね。

かつて、オレは新日本プロレスの田口隆祐選手と直接話をしたことがあるんですが、彼らは「汚い」とかなりマジな顔で言ってたことを思い出しました(笑)。

客席からは大ブーイングがとんでましたが、彼らはそれをとても楽しんでるようでした。

子供達も金丸や鼓太郎のピンチを目の当たりにして応援してましたねえ。

それでこそ悪役としての役目を果たしてるってことになります(笑)。

これは映画やドラマでもそうですが、ストーリーを盛り上げる時には必ず悪役に対して許せないっていう感情を作り出す演出を盛り込みますよね。

そうすることによって、後でそれがひっくりかえることのスッキリ感を得られるように持っていくということが往々にしてあります。

プロレスでもそれは演出の王道手段ですが、まあ必ずしも正義が勝つみたいな単純なものではないところも、「プロレスは人生の縮図」って言われるところの所以なのかもしれません。

ただ、この日はやっぱりチャンピオンチームが勝たないといけない理由がありました。

三沢光晴の前でタイトルを他団体に流出させるわけにはいかないですからね。

最後には防戦一方だった金丸が大逆転。

買った二人は最後に横断幕を広げていました。

「偉大なる師へ誓う、いかなる時も全力で」

なんだかじ~んときちゃいましたねえ~。

それぞれみんな自分の得意なプロレスの見せ方というものを示してくれた試合でした。


第6試合 セミファイナル 45分1本勝負
 ×杉浦貴 vs 高山善廣○
 (8分44秒 エベレストジャーマンスープレックスホールド)


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プロレスだけでなく、総合格闘技にも参戦した経験のある者同士の対決だけに、すごくシビアな試合が繰り広げられるであろうことは容易に想像できました。

杉浦は今年の新日本プロレスのG1クライマックスシリーズの乗り込んでベスト4進出。

一方高山は先日小島聡に破れるまで全日本プロレスの三冠ヘビー級チャンピオンでした。

そうゆう意味でも中身の濃い激しいぶつかり合いに期待していたんですが、その通りのゴツゴツした試合でしたねえ(笑)。

杉浦は同年代っていうこともあって、個人的に親近感があります。

杉浦は30を越えてからプロレスラーになった遅咲きの男。

そんな風にリング上の彼らの人生に自分の人生を投影することで楽しむのもプロレスの魅力。

結果はやっぱり体格差でも勝る高山の勝利。

高山のようにバカデカい選手を見ると、これぞプロレスラーっていう感じがしますよね。

面白かったです。


第7試合 メインイベント スペシャルタッグマッチ60分1本勝負
 ○田上明、川田利明 vs 秋山準、KENTA×
 (17分32秒 オレが田上→体固め)


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オレがこの大会を観に行きたいと決断したのはこの川田利明の参戦が決まったからと言ってもいいでしょう。

オレが天龍源一郎に続いて二番目に好きなプロレスラーです。

実は、オレがみるみるプロレスへの興味を失ったのは、オレの好きな天龍と川田がオレの嫌いなハッスルで試合をやるようになったからというのが大きいんですよ。

今まで激しい試合をして尊敬していたプロレスラーが芸人と試合をしたりするような、そこまでエンターテインメントに走られたらさすがに許容量が広いオレもがっかりですわ…。

でも今回は久しぶりに「ハッスルK」じゃなくて「デンジャラスK」が見れるということで、しかも対戦相手は秋山とKENTAっていうこれまた危険なことをやるタイプ。

その絡みを想像するだけでもワクワクしてきました!

川田と田上のタッグは9年4か月ぶりに復活。

川田のノア参戦ももう4年2か月ぶりのこと。

入場前から「カワダ」コールもとびかい、その期待感は会場中で高まってましたね!

この日、一番元気だったのはKENTA。

とにかく最初から川田に対して意識しまくり。

ケンカをしかけていくその様に会場も大盛り上がり!

現在は三沢の後を継いで、ノアの社長になった田上に対してもKENTAは容赦なく蹴りまくり!!

こんないわば社員が社長を蹴りまくってお金をもらうような会社なんてなかなか無いですからねえ(笑)。

それが観ていて爽快でした(爆)。

相変わらず川田はえげつない攻めを見せてくれてましたが、それでもタッグマッチということもあって若干抑え気味やったようにも思います。

もし今後もちょいちょいノアに参戦するようなことがあれば、秋山やKENTAとのシングルでの対戦に期待したいところです。

最後は社長がきっちりとさっき蹴られまくったお返しに「オレが田上」を決めました。

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この後は三沢光晴の追悼セレモニーがすぐに行われて、会場一同が起立してテンカウントのゴング。

三沢の入場テーマ曲だった『スパルタンX』に乗せて、生前の彼の試合の歴史をみんなで振り返ってる時は胸が熱くなってきましたねえ。

終わっても「ミサワ」コールがしばらく止みませんでした。

なんだか感傷に浸っちゃいましたね。

ああ、もうリングには戻って来ないんやなあって改めて実感したっていうか。

三沢とかつて名勝負を繰り広げ、そして足利工大付時代からの後輩にあたる川田は、遺影を見つめて

「いなくなったことは認めなきゃいけないんですけど…すごい人です」

と声を震わせたそうです。

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久々にプロレスを生観戦したオレはかつてのように熱い声援をおくりながらっていうのとは違って、だいぶ冷静に、落ち着いて楽しんでたように思います。

正直に言っちゃうと、試合カードを見た段階でもうたいがいの結果は読めちゃうんですよね…。

いろんなしがらみだったり、現在の状況だったりっていうのを分析すると、予想も出来ないようなアッと驚くような結果になることっていうのはほとんど無いです。

プロレスは見せるためのスポーツなんで勝負論だけでは語れないんですが、

「どのプロレスラーが本当は一番強いのか?」

っていうところに今ではもう完全にそこの部分で「夢」を感じられなくなってしまってるっていうのが致命的でもあるような気がします。

そりゃ格闘技人気に持っていかれてあたりまえやわなあっていう。

ただ、それでもプロレスを観て、人生悲喜こもごもいろんなことが呼び起こされて行くその感覚こそが最大の醍醐味やと思います。

それに一流のプロレスラーの存在感と、必殺技の有無を言わせない説得力っていうのは、やっぱり尊敬や憧れに値しますよね。

ほんまに他に比類なき特異なジャンルやと思います。


そんなことをあれこれと頭に思いをめぐらせながら、この後仕事に向かいました…。

「いかなる時も全力で」

金丸と鼓太郎のこの言葉になんだか元気をもらいましたね!



今月は10/25(日)大阪城ホールまで総合格闘技のDREAM.12を観に行きます。



For Evolution プロレスリング ノア テーマ アルバム Vol.3

今日はじゃあ小橋建太の入場テーマ曲である鈴木修『GRAND SWORD』を聴いてもらいましょう♪






そしてもう1曲、川田利明の入場テーマ曲である、あしざわかずのり『Holy War 21』を聴いてもらいましょう♪





     鈴木修『GRAND SWORD』を聴きながら…。
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  1. 2009/10/05(月) 23:39:15|
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